最初が大事!失敗しない犬の歯磨きの始め方

飼い主の悩みや疑問

飼い犬に歯石がついたら、これは動物病院で処置をお願いすることになります。従って、毎日の家で歯みがきなどのオーラルケアをすることで、それを予防することが大切なのです。

 

では実際に飼い主はオーラルケアについて、普段からどのような点に悩んでいるのでしょうか?

あるペットイベント会場でのアンケートでは、

「犬が歯みがきを嫌がる。嫌がっていても歯みがきできる方法を知りたい」
「歯みがきの仕方がよくわからないので正しい方法を知りたい」
「せっかく歯みがきしてもすぐ歯石がついてします」
「奥歯、歯の隙間、裏側がよくみがけない」
「歯みがきをしても口臭や汚れがなかなか取れない」
「口が小さくて歯みがきがしにくい」
「あまりみがくとエナメル質が削れてしまわないかと不安」

などの回答もあります。

 

実は、歯ブラシではなくて、スケラーを使用しているとしたら、それは知識と技術が必要で、うまくみがけないことも多いようです。正しくスケラーは使用しないと、それこそエナメル質を傷つけてしまうことや、削った後の歯の表面がギザギザなるので、むしろ歯垢や歯石がつきやすくなってしまうこともあるのです。

 

もともとスケラーというのは動物病院で麻酔をしてから獣医師が行うものです。歯ブラシとペーストを使う場合ですが、ペーストを必ず使わなければならないものではありません。水やぬるま湯で歯ブラシを濡らしただけでみがいても充分ですから、続けて歯みがきをするようにした方がずっといいのです。

 

さて、次項では正しい犬の歯磨きの方法についてお話していくことにしましょう。

 


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